urknn6b7`s blog

周防桃子、天空橋朋花、エミリー、Charlotte・Charlotte @urknn6b7

Charlotte・Charlotteとエミリー スチュアート

CharlotteCharlotteからみるエミリーについて書き連ねた記事です。

当方エミリー担当ではなく学が浅いのでご容赦ください。

 

追記(2021.6.26)

もうエミリー担当になってます。

 

CharlotteCharlotteとはみなさんご存じ徳川まつりとエミリースチュアートによる二人組で、一月下旬に楽曲『だってあなたはプリンセス』とともに劇場に登場しました。

この二人組の発表は一月十六日の郁原ゆうさん、諏訪彩花さん、渡部恵子さん、原嶋あかりさん出演の青い鳥機能流行一位ありがとう生配信にて行われました。生配信ではよくあることですが、この生配信も例に違わず出演者が出た時点で下旬の新曲の人員がある程度察せられ、仕掛け人様方が様々な妄想をめぐらしていたものでした。

この時点で姫君組で新曲を歌っていなかった大和撫子はエミリー、まつり、未来、可奈、琴葉の5人のみになっており、まつりエミリーの組み合わせを予想していた人は元から多かったように思われます。自分もそのうちの一人で、この二人の共通点、一月であること、『THE IDOLM@STER 初星-mix』の実装により既に和風の舞台があったことから和風の楽曲になるのではと予想していました。また、当方周防桃子担当であり一月中旬に個人曲の実装が予想されていたところの渡部恵子さんの出演だったためそちらの方に意識がいっていたこともあり、当時は自分にCharlotteCharlotteが深く深く突き刺さるとは微塵も思っていませんでした。

ですが、生放送で楽曲『だってあなたはプリンセス』やCharlotteCharlotteの表題絵のふわふわとした姫君の、でもそれだけでは終わらなさそうな世界観と、そして何より二曲目の『ミラージュ・ミラー』という題名によって一気に引き込まれました。

また、この世界観はまつりが非常に好きそうなものではあるものの、学が浅いながらも和のお仕事ではしゃぐエミリーの姿を見てきたことを思い出しこのお仕事に臨むにあたってエミリーはどのように思うのだろうかと気になりました。

 

それでは劇場でのCharlotteCharlotteの物語について触れていきます。当然ながら皆さんはCharlotteCharlotteのお話をすでに読んでいると思いますのでかいつまんで話します。

仕掛け人はお姫様が主題の二人組を組むにあたって、まずまつりを候補に挙げ、更にその場に居合わせたエミリーをまつりの推薦もあって採用します。ですが、エミリーは和風のお姫様を想像していたために洋風のお姫様であることを聞いて少し不安を感じてしまいます。そこで、二人はまつり主導による真、雪歩、貴音、亜美、真美を講師に迎えた「お姫様講座」によって双子のお姫様を演じるための極意を学びます。講座終了後、美咲さんによる衣装の仮縫いが完了したとの知らせを受け衣装を見にいった二人ですが、エミリーは洋風の衣装を見て「自分が来ている姿を想像したらなんだか本物の西洋人形みたいになってしまいそう」と不安の理由を漏らします。

エミリーは日本の大和撫子に憧れて来日し、頑なに大和言葉で話すというとても頑固で強い意志を持った子です。それ故に西洋人の自分が西洋風の格好をしてしまっては自分のなりたい大和撫子から遠ざかってしまうのではないかと思ってしまったのでしょう。まずこの時点で不安に思ったことを言えること自体が頑固で強くてえらい。かわいい。

そんなエミリーに対してまつりはある言葉を投げかけます。

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それじゃん

 

大和撫子は見た目だけのものではない」という言葉は、CharlotteCharlotteの活動だけでなくエミリーが「会いたい明日へと迷わず行く」過程すべてにおいて通じる言葉です。エミリーの見た目が西洋風であることはどうしようもない事実で、それでも彼女は憧れた日本の大和撫子に近づくために、ある種逆境とすら形容できる道を進むことを選んでいます。その過程においてこのまつりの言葉はどれほど重く、深い言葉でしょう。大和撫子は見た目だけのものでは決してなく、エミリーがなりたいと思う心を持ち続けることこそが彼女を大和撫子たらしめるのです。

そして不安になるエミリーに対してこの言葉を投げかけることのできるまつりの思慮深さは言うまでもありません。その年にしてどれほど人のことを見て、考えて、言葉にすることができている子なのでしょう。

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お話の終盤にエミリーはまつりのことを細やかでさりげない気配り、温かい心を持った大和撫子と評し、まつりはエミリーのことを控えめなところもあるけどちゃんと自分を持っていて大好きな人たちの期待に応えることのできる大和撫子と評します。ここでそれぞれ、お互いがおらず仕掛け人と一対一で話しているときにこの話をするのが好きすぎる。ヤバない?

また、まつりはこのお話の中で何度もCharlotteCharlotteが「双子の」お姫様であることを強調します。この理由についてはまつりの覚醒挿話にて語られていますが、13歳のエミリーと19歳のまつりが活動するにあたってエミリーが年齢差を気にして遠慮してしまうのではないかと思い、双子で対等な関係であることを強調したとのことです。まつりの思慮と気配りの深さには本当に唸らされます。

こうしてCharlotteCharlotteは、対等な双子による「お姫様」で「大和撫子」であるまつりとエミリーにしかできない二人組となったのでした。他の組み合わせにも言えることですが、こうして二人組を組むことによって双方にとって成長できる点があり双方の良さが活かされているお話は本当に良いものです。

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では、音声活劇『鏡の中のシャーロット』に話題を移していきましょう。

このお話を聴いてまずほとんどの人が考えるのはエミリー演じるシャーロットの正体についてですが、これについてはそれぞれの人が考えてみることこそが重要だと思っているので詳しい言及は控えます。ただ一つ言えるのは、ウェンズデイ・フライデイにシャルロットが語学を教わる場面で「綴りが変わると別の単語になってしまう」と言っていたことについて、シャルロットとシャーロットは綴りが同じCharlotteであることからシャルロットとシャーロットが「あなたはわたし、わたしはあなた」であることの裏返しの言葉なのではないか、ということです。シャーロットもウェンズデイもフライデイも継母も、全員がシャルロットのことを思っている本当に優しいお話でした。

このお話で印象的なのは、年上のまつりが劇中で自己形成途上特有の成長の過程を迎えるシャルロットを、年下のエミリーがそのシャルロットを導くシャーロットを演じている点です。私は、この配役はそれぞれ数年前のまつりの姿と数年後のエミリーの姿を暗示しているのではないかと思っています。まつりはこのお話の台本をもらって何を思ったのか。その答えの片鱗は終幕の一言に表れていると思われます。エミリーの「なぜシャルロットはお別れしなくてはならなかったのか」という疑問に対し、

 

「それが、大人になるということなのです。エミリーちゃんにもいずれ分かるのですよ。(中略)今のエミリーちゃんはそれでいいのです。急がなくてもいいのです。」

 

まつりはこのお話の思春期の精神的成長という主題を理解した上でこの言葉をエミリーに投げかけることができるのです。本当に思慮深い子。

また、まだ自己形成の途上にある年齢のエミリーがシャーロットを演じ切って見せたことから彼女の演技力の高さが伺えます。

エミリーはCharlotteCharlotteを通して大和撫子としての在り方や精神的に大人になるということの片鱗など、様々なことを得たはずです。エミリーにとって本当に大切な二人組になったことが心から嬉しいです。

 

では、神戸公演姫君放送局についてです。CharlotteCharlotteは持ち曲のほかに『フタリの記憶』、『魔法をかけて!』の二曲を歌唱しました。個人的には歌詞の意味を考えてフタリの記憶を歌ってほしいと思っていたので出だしで頭を抱えてしまったり剥がれ落ちる背景演出と伸びる蔦が解釈一致すぎたり魔法をかけて!を歌ったことで暗いだけではないCharlotteCharlotteの世界観に幅が生まれたり魔法をかけて!の再編曲版にミラージュ・ミラーの一部が組み込まれていたりするなど語りたいことは多くあるのですが、この場では一つに絞りたいと思います。

CharlotteCharlotte衣装を着てのエミリーの個人曲『微笑み日和』です。

先日の郁原ゆうさん、諏訪彩花さんの会話主体番組でもあったように歌詞の意味をまつりにあてはめて『君だけの欠片』を歌唱するのではという予想も多かった中での微笑み日和でした。この披露については何よりも間奏の台詞の話をするべきでしょう。

 

「わたしの中の、和の心、感じていただけていますか?」

 

一度は本物の西洋人形のようになってしまうのではないかと不安を感じたあの衣装を着て、表現するのは「和の心」。見た目だけではない、こころのありようとしてのエミリーの、エミリーにしか表現できない大和撫子の姿の微笑み日和でした。個人曲を二人組を関連付けて話すことについては諸説あるのは承知の上ですが、私は劇場でまつりがエミリーに投げかけた大和撫子のありようの言葉を思い出さざるを得ませんでした。勿論エミリーが出会い、様々な学びを得る大和撫子はまつりだけではなくCharlotteCharlotteはその出会いのうちの一つです。エミリーは様々な出会いを通して、進みたい道をまっすぐに進む子です。微笑み日和はそんなエミリーの在り方を歌詞で表現しつくした楽曲であり、皆さんにも今一度歌詞を見ながら聴いてほしく思います。微笑み日和は始まりの曲でありながら一貫した彼女の在り方の曲であるため、道の途中で歌うことにもまた意味があるのです。

 

 

様々な大和撫子との出会いを通して邁進していくエミリーの道の中で、CharlotteCharlotteがひとつ大きな出会いになっていることを願っています。

 

ちなみにアニONトークショーについてですが自分はCharlotteCharlotte二人の回に昼の部夜の部どちらも参加しましてしかも着席域のめちゃくちゃ近いところでしてなんかもう言語化できない最高なやつだったので何も書けません自分はlittle trip around the worldでしたがあの曲の流れで正解だったと思います

 

以上、エミリーについて浅学菲才な乱文でしたが最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。もしかしたらあなたの考え方と異なる点があったかもしれませんが、これが私なりのエミリーとCharlotteCharlotteです。

最後に一つだけ、担当がいないのにこれほどまでに大好きになることがあるとは思ってもいませんでした。ありがとう、CharlotteCharlotteが大好き!!

 

追記(2021.6.26)

 

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 7thLIVE Q@MP FLYER!!! Reburn DAY1

 

君だけの欠片 / 郁原ゆう 諏訪彩花

 

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なんで?

 

1. 歌詞割りの話

 

みんなの前では 平気なふりして
笑顔のままの 君だから
分かっているよ いちばん近くで
いつも見てた 私だから

 

エミリーの笑顔、そして「いつも見てた」まつり……………

 

『力になるよ 誰より味方で
まだ頼りない私だけど』

 

だってあなたはプリンセスのコミュでは年齢差だったり西洋風の見た目だったりで引け目を感じがちだったエミリーが色んな経験を経てまつりへの恩返しのために相手の心に一歩踏み込むような歌詞を歌うんですよ

 いや~~~~~~~~~~

 

1番と2番で基本パート分けって変わらないイメージですけど1番でまつりパートだったところをあえてエミリーパートに変えてるのでやってますこれは

 

大丈夫 ずっと歩いてきた道
ちゃんと今日へ 明日へ 続いてる

道が分からなくっても 今を逃げたくなっても
あきらめないことの大切さを
君が教えてくれたから
ここまで頑張れたよ

…………………

 

………………………………………………………

 

ぁぁ。。。。

 

言うことなし。

 

『好きな自分を 抱きしめられたら
きっときっと』

 

徳川まつりさんが「好きな自分」の歌詞を歌うの、とんでもないことやってる

カーニヴァル・ジャパネスクのコミュ良かったです

 

『期待 憧れ 希望がきらめく
私たちの未来へ』

 

ここなのよ

ここはあまりにもここすぎるので次の段で

 

2. 総括的な話

CharlotteCharlotteの劇中劇はきれいに纏まった一本の寓話のようなお話です。それを反映して6thでのCharlotteCharlotteのパフォーマンスも神戸のだってあなたはプリンセスでドールケースから出てきて6thSSAでドールケースに収まって終わるなど「始まりと終わり」を意識した部分が大きかったと思っています。

一方、CharlotteCharlotteの大きなテーマに「∞」があります。終わりを区切ることと∞、一見矛盾したものに見えますが、これは「ユニットの活動が終わってもそこで得た成長、絆、想い出はずっと生き続ける、だからこそ尊いものになる」という考えでの両立ではないかと思っています。この考え方はまつりのソロ曲に通ずるところもあります。終わりのあるものをきちんと終わらせるからこそそれがより輝くのです。

そのため、6thLIVEでCharlotteCharlotteのユニットとしての幕引きが非常に綺麗だったからこそ、これ以上のCharlotteCharlotteとしての何かがあった場合蛇足になるのではないかというまでの気持ちもありました。ミラージュ・ミラーのチューンはリベンジの意味も込めてちゃんとやりたいけどもそれはそれとして。

もちろんCharlotteCharlotteはずっと好きで、だからこそ扱いが難しいところもある。7thで揃ってるしもしかしたら何かあるかも?2DAYS総出演のライブでデュオユニットなんて50%で揃うそれはそう。

 

そんな気持ちがある中でのあの君だけの欠片、申し分ない答えでした。CharlotteCharlotteが終章を迎えた上でのまつりとエミリーの関係として付け足されるエピローグとしてびっくりするほどきれいに当てはまっていました。

そして先ほどの歌詞の話になります。

 

『期待 憧れ 希望がきらめく
私たちの未来へ』

 

CharlotteCharlotteの活動を経て、得たものを抱えてそれぞれの未来へと進む。このような形で君だけの欠片の最後の歌詞が当てはまるとは思わなかったです。実際君だけの欠片の後にエミリーは花咲夜としての歌唱をしているというこの流れのカンペキさ。

実際会場のライトがピンクと水色ではなく紫と緑だったのもあって正にシャーロットとシャルロットではなくエミリーとまつりの君だけの欠片だったと思います。

この話、ライブ後の公式ch感想会でかっしーさんが同じこと言っててびっくりした。あの人マジのオタクですき

 

CharlotteCharlotteのエピローグを見せてくれてありがとうございました。