TIntMe!のはなし
わぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~い良いユニットだぁ~~~~~~~~~~~~
1. イベントコミュのはなし
具体的なイベントコミュの話をする前に遡ること2019年9月、ミリオンフェスで桃子と育がハロウィン公演に向けての練習をするコミュが追加されました。
このフェスコミュは短いものではありますが「育と桃子は親友でありライバル」という言及が含まれます。個人的に育と桃子の関係性を語る上で非常に大事なエッセンスになると思っている部分がこの視点です。桃子は比較的多くのアイドルと深い関係性を持つアイドルではありますが、その関係性の多くは一言で言えば教え教えられの関係となるものが多く、対等なライバル関係となるものはレアです。TIntMe!を除けばラスト・アクトレスで深まった琴葉との仲、また志保もその可能性があるといったところでしょうか。フェスコミュ公開時は育は桃子にとって貴重なライバルという描写がなされたことが非常に嬉しく、発展的な描写がまたいつかなされるかもしれないと心を躍らせたものでした。
そして偶然か否か、そのフェスコミュのほぼ1年後にTIntMe!が公開され環を加え更に拡張されたライバル関係のユニットが展開されることとなりました。
イベントコミュ序盤、ユニット結成に浮足立ちながらもクール方面な仕事の経験も多い桃子はArrive Youを任されることについて自信を見せています。しかし、環のスタイルや顔立ちの良さによって桃子と育は差を思い知らされ、ジュリアのアドバイスと育の感情の吐露を通して互いの気持ちに踏み込んで分かり合ったライバル関係こそがTIntMe!の核となるものだとコミュでは結論付けられます。
このコミュでリーダーを任された環はそのビジュアル面のポテンシャルと2人を支え支えられ、引っ張っていくリーダーとしての素質を見せました。育は抱えてしまった嫉妬に近い感情を素直にぶつけ、育自身の個性である「なりたい存在に素直にチャレンジすること」をユニットのテーマに拡張するに至りました。この2人について詳しくは担当のみなさんが多くを語ってくださると思いますので簡潔に済ませたいと思います。
それでは、TIntMe!の関係性でなくては描けなかった桃子の一面とは何に起因するのか?端的に言えば「同年代かつユニット結成以前から仲が良かったことにより可能になった互いに踏み込み合えるライバル関係」ではないでしょうか。
元々関係性のあった3人にユニット活動と課題を与えることにより発生した対等なライバル意識という新規の側面、これこそが正にMTWというシリーズでTIntMe!を結成する意味合いの根幹なのだと思います。「業界のセンパイ」という意識の根深い桃子にとって、育と環の長所に気付かされ改めて関係を見つめなおすという経験は唯一無二であったことでしょう。一方、育と環の関係の新たな面に気付かされた桃子が過度な動揺を見せず受け入れられたのはこれまでの桃子の色々な経験の積み重ねが為せるものともいえます。
言い方を変えればTIntMe!は桃子にとって甘えも逃げ場もないユニットです。経験の仮面は効果をなさず、何よりも桃子の長所を尊敬してくれている2人だからこそ絶対に力を抜くわけにはいかない。とりわけ桃子のことを理解していて、対等な立場で心を許し合って踏み込み合える2人との関係だからこそTIntMe!の桃子は一段と真摯に向き合い、高め合う方向に進むことができるのではないでしょうか。
細かい場面の話ですが、イベントコミュ6話で桃子が一歩引いて環と育を評したのに対して環と育がくすぐりに追いかけるシーンがとても好きです。桃子が一歩引きがちであるのはその根本の臆病さから来るものが大きいと思いますが、環と育ならではの距離の詰め方を見せてくれたシーンだと思います。
TIntMe!は互いに競い合い、高め合い、そうして総力と絆を新たな段階へと昇華させることのできるユニットです。元より不可能である「今すぐ大人になるための背伸び」が桃子たち3人に一際大きな成長の機会を与えてくれると願っています。
2. CDドラマパートのはなし
TIntMe!のドラマパートで同年代や年下の女の子にメイクをプロモーションするお姉ちゃんいくももたまき概念をぶつけられる可能性に備えて今のうちにひっくり返ってる
— 退助 (@urknn6b7) 2020年9月12日
TIntMe!のCDドラマパートは同年代のファンの子にメイクを教えるイベント的なのが来てほしいなぁ
— 退助 (@urknn6b7) 2020年9月29日
劇場では最年少の3人がお姉さん側に回るのはそれこそMTWのドラマパートくらいじゃないと出来ないし、ピコプラコミュのそれに似た内容の部分もとても良かったし人に教えることで気づけることってよくあるし
草。
めちゃくちゃ良いドラマパートだったんだけど先に過去の自分に感想言われてて書くこと減ったまであるな(?)
このドラマパートでとりわけ注目したいのは、メイクが気になる男の子に対しての桃子のこのセリフです。
「今はお父さんやお母さんに分かってもらえないかもしれないけど続けてたらいつか伝わる日が来るかもしれないよ」
え????????????????????????
!?!!!?!!?!??!?!?
さすがにそっち方面でぶっこまれるとは思ってなかったのでひっくり返りました。
それはそれとしてイベコミュで新たな挑戦と踏み込む勇気を学んだTIntMe!がイベントで勇気づける側に回る、お手本のような良いMTWのドラマパートで良かったですね。
これは聴きながら書いたその他の感想メモ
3. 楽曲のはなし
Arrive You ~それが運命でも~
何故かすでにライブ披露されてしまっている
良い曲ですよね。みんなも良い曲って言ってる。ただ小学生組がギャップを狙って歌った曲に収まらず、TIntMe!が成立するまでの過程を踏まえた歌詞でもあるのがとても良い
タイトルの「アライブユー」、恐らくは「アイラブユー」の一文字違いで「まだ想いを伝えるには一文字足りないからあなたに届くまで背伸びをする」つまりは「Lovin' Lovin' you 背伸びしてあなたへ辿り着きたい」なんだよなぁ…天才タイトル?って話
arriveは自動詞だからyouを後に続けるには正規の文法なら前置詞を置かないといけないってメタ読みもある
ライラックにつつまれて
バケットモンスターちぢめてバケモン
え、結婚じゃん…?ソロコレで一層破壊力を増すタイプの曲だこれは
Dメロ入り育ソロパートなのと「ライラックにつつまれて」の歌詞が3人ともソロパートで歌ってるのが良い
桃子ソロパートの「不安と共にあふれた涙も拭ってくれたね」が好きすぎる
ライブ披露、いつか、、、、
ピュアワンピースを着て3人が歌うMVが脳内再生されるのでプラチナスターチューン~ライラックにつつまれて~お待ちしております
三好啓太先生しか勝たんのかもしれない
ここからは妄言なのですが、水瀬伊織さんの『ロイヤルストレートフラッシュ』がTIntMe!にピッタリだと思うので何かのバグで歌いませんか??
あとプリムラ
それとTIntMe!のライブの育のソロ曲はどうかときどきシーソーでよろしくお願いします
4. さいごに
MTW中心のライブもまだまだこれから、TIntMe!の晴れ舞台をもっともっと見たい!良いユニットになってくれてとても嬉しいです。
TIntMe!を踏まえた永遠の花やCut.Cut.Cut.、ゲキテキ!ムテキ!恋したい!などのイベントも楽しみにしてます。
乳液買うか~
昨年~年度末の振り返り
友人がやってたのに便乗して備忘録でもやってみようかなとなりました。初めてブログらしいブログですね。
2019年
1月
TCで胃を痛めていた1月上旬。とはいえ桃子は割と安泰なほうだったのでまだマシでしたが…
桃子のメインコミュが実装されました。直前のガシャでデコドリの曲名カードSRが来てたりハルマチ女子のステージがデコドリに合いそうだったりでデコドリ実装を読んでたらまさかのさんかくでひっくり返りましたね。やよいという人選とジュースの描写がとても好きなコミュでした。
そして来てしまった
『ミリシタ Twitterトレンド1位サンキュー生配信』https://live2.nicovideo.jp/watch/lv317516159
出演者
郁原ゆう(エミリー役)
諏訪彩花(徳川 まつり役)
原嶋あかり(中谷 育役)
渡部恵子(周防 桃子役)
当時はまだ郁原さんのおたくではありませんでしたがまあメンバーがやばい配信でしたね。たまに見返します。
そしてこの配信で発表された新ユニット「Charlotte・Charlotte」。とても大切な出会いとなりました。
†だってあなたはプリンセスブロンズランカー†
期末試験があった
2月
春休みです。
TB03リリイベに行きました。ここで初めてエンカというものをする。TC後というタイミングでの恵子さんのあのMCもまた色々な沼の入り口だった気がします。
Jelly PoP Beansが発表されました。2018年のミリシタ感謝祭でD/Zealが発表されて以来「桃子ロコ昴歩…?なんだこのメンバー…?」と妄想を膨らましては期待と不安に頭を埋めていましたが、とてもいい形のユニットになって嬉しかったです。ロコアートを実際にユニットという形にして昇華するという発想、素晴らしいと思います。月曜日のクリームソーダはMTGで1番好きな楽曲です。
月曜日のクリームソーダはPR、ブレハモ以来2度目でした。この時にランクSS(ファン数100万)になった。
そして同時期にMTG14Charlotte・Charlotteが発売されました。このドラマCDを聴いて本格的にCharlotte・Charlotteの沼に落ちた気がします。だってあなたはプリンセスとミラージュ・ミラーはMTGで2,3番目に好きな楽曲なので2019年2月下旬ヤバいですね
朋花のメインコミュが実装されました。ファン思いな姿の描写と完全ソロライブの仕様が嬉しかった。同日にフェス限ありすも実装されたので大変でしたね…。なんとか引けました。
3月
D/Zealとりるきゃんのリリイベに行きました。餞の鳥が案の定ヤバかったのと彼氏になってよ。の振り付けがとても好きだった。
人の心がない
帰省して田舎の祖父母の家の布団で最終日前に回したらなんとか出たので声を抑えるのが大変でした。地味にこの時に恒常エミリーも引けたのがありがたかったですね。
あとシャニマス始めました。Wiki見ずにTrueまで頑張った
4月
人の心がない
まあこっちはあっさり引けたので良かったです…
3rd名古屋BDを買いました。良いライブ。デコドリが好き。
そしてUNI-ON@IR!!!!仙台公演、初めての周年ライブ現地でした。ツアー初回公演ならではの驚きの連続、まさかの最前、聴きたいソロ曲全部聞けるやん現象、最高に楽しい思い出でした。ファンタジスタ・カーニバルに惚れ込んだのはここ。
5月
ふとTwitterを見ていて郁原ゆうさんのアイコンをが目に入って「あれ、めちゃめちゃかわいくね?」となりチョクメを登録、これが全てのはじまりでしたね。エミリーのメインコミュが実装されたり神戸公演があったりとあまりにも良いタイミングでした。
そしてUNI-ON@IR!!!!神戸公演。LVでしたが、Charlotte・Charlotteのパフォーマンスに心を奪われました。フタリの記憶のカバー予想が的中して頭を抱えていたらまさかの魔法をかけて!で更にボコボコにされたのは良い思い出。神戸公演の微笑み日和がきっかけでエミリーasシャーロットからエミリー個人に目を向けるようになったなあと
6月
fruity loveのイベントコミュを読んで一気に惹かれて勢いでPRしたのは良い思い出。この選択を後々に褒めたたえることになる
UNI-ON@IR!!!!福岡公演。月曜日のクリームソーダキャンセルからのART NEEDS HEART BEATSだと分かった瞬間の感動は忘れられません。2日目の渡部恵子さんのMCに救われました。アキバジャックも楽しかった!
7月
UNI-ON@IR!!!!桃子2桁目標ランが初めてのガチランでした。リフレッシュの仕様と周りのお祭り感のおかげで一番楽しかったイベントになりました。
人の心がない
スペシャルトレーニングのジュエルは全て吸われましたが出ませんでしたね…。
8月
姫君喫茶スペシャルトークショーのCharlotte・Charlotte回に両部参加。トークショーの枠を超えた神イベでした。郁原ゆうさんを初めて間近で見ました。Eternal Harmonyのコメントは今でも忘れられないですね…。今思えばあの場にいた人の中に後々繋がった人もかなりいたんだろうなあと。前日の3rd名古屋鑑賞会、打ち上げも含めて最高の思い出になりました。
8月上旬は夏恋紫称号(漏れ)とランニング・ハイッPRを並走していたのでまあまあ疲れました。ノリでcomic cosmicも走ってこちらはちゃんと紫称号を取れました。
それと青森旅行をしました
9月
3rd仙台BDを買いました。little trip around the worldでやばあって言ってたらSentimental Venusの目線に刺されてDREAMに殺されて君だけの欠片に浄化される公演でした。流れが好きすぎる公演。
赤い世界が消える頃をなんとなくPR。その後TCおとぎの国の物語の発表がありました。キリン。桃子を妖精に推した理由を恵子さんがそのまま汲んでくださっていてとてもありがたかったです。桃子の覚醒前の絵がかわいい。
そしてそんなGirl meets WonderとなぜかまるかぶりだったUNI-ON@IR!!!! SPECIAL公演!両日現地参加できました。楽しかった!fruity loveと赤い世界が消える頃のPRがここでまさかの回収。プライヴェイト・ロードショウ(playback, Weekday)は全く予想できませんでしたしこの意味が納得できるのもかなり後の話になりました。月曜日のクリームソーダでのサプライズ返しやだってあなたはプリンセスのあのセリフなど、大好きなMTGユニットの総集編として最高の公演になりました。∞
打ち上げ(徹夜カラオケ、スマブラ大会、円盤鑑賞)もたのしかった。
9月、色々ありすぎ
無事に引けました。フェス限コミュでいくももの好きなところの片鱗を描いてくれたので嬉しかった。
キラメキラリのコミュゲストもあったしこの時期の桃子はすごかったですね。
10月
3rd仙台、6th仙台のパフォーマンスが好きだったのとミリシタ感謝祭のためにG♡FをPRしました。まあ感謝祭は行けなかったんですが…。
シャニマス1.5周年PカップはバンフェスとTC02のために途中で諦めました。
ちゅばちゅばー!じゃないんだよ
バンナムフェスDAY1に参加。リコッタとエターナルハーモニーという狙い撃ちすぎる人選、行けてよかったです。∞
そしてTC近未来アウトサイダー。World Changerのエミリーソロパートとコミュがとても良かったです。
あ
11月
#ゆうつくば
最前でした。これは座席からそのまま撮った写真。近さの代償に公式Twitterの集合写真に思いっきり写ってますが後悔はない。
桃子の誕生日にイラストRTしすぎて通知制限かかった。
TC02のドラマCDがめちゃんこ好きでした。
12月
この頃のチョクメで送られてくる郁原さんの写真が一番刺さってたかもしれない
瞳の中のシリウスPR!好きな曲なので来てくれて嬉しかったです。初めてラウンジを移動したイベントでした。
上京してきたオタクとやたら会ったりした。
あんゆりフェスでBNSがピックアップされてとても嬉しかったです。
2020年
1月
渡部恵子さんTwitter開設?!??!?!?!?!??!?!?!??!?!??!?!?!?!?!?!??!?!?!?めっちゃびっくりしました。嬉しい。
俠気乱舞はミリオン超初期に好きになって初めてフルを買った楽曲で、福岡で桃子と朋花が一緒に歌って、しかもイベントが桃子上位と走る理由しかないイベントで楽しかったです。桃子の親愛度100万とPLv400を達成したのもこの時でした。
??????
ミリシタ感謝祭で発表された新ユニット花咲夜。待望の和風ユニットのセンターにはりきるエミリー、年長者として頑張る紬、引け目を感じつつも少し頼ることを覚える朋花とイベントコミュの3人のバランスがとても良かったイベントでした。これからの花咲夜が楽しみです。俠気乱舞直後、試験期間ということでどうしてもトッププラチナランカーを取るのが無理だったのが心残りですが…
2月
SSAディレイビューイング!プライヴェイト・ロードショウ(playback, Weekday)の解釈をやっとここで思いついた状態で見ることができたので嬉しかったです。DAY1Thank You!のみやもも、あれはなに。
UNI-ON@IR!!!!振り返り展示会。後半しか行けませんでしたが、思い出の衣装を間近で見られるまたとない機会でした。キャストメッセージとその下の写真は目に焼き付けました。あのパートをしっかりと見られる雰囲気の面々で行けてよかったなと思います。
メメント?モメント♪ルルルルル☆はTPRする友人の通話につき合いながらまったりPR。傍から見てる分には面白いですね。
キノコ音学校サプライズ…?知りませんが…
ゆちゃ的バースデーパーティー!両部参加しました。ゆちゃ的のイベントはここが初参加でしたが、会場の雰囲気も含めとても楽しかったイベントでした。夜の部の最後は今でも覚えています。幸運にも夜の部は最前でした。よりによって衣装があれだったので、ヤバかったです。
Super Duperは終了日前日にふと思い立ってPRしましたが、後々にかなりJus-2-Mintが好きになったのでやっといてよかったです。
神戸公演の円盤が届きました。フタリの記憶だったりCharlotte・Charlotteパート2日目のMCだったり微笑み日和だったりオーコメだったり、色々大切な要素を見直せて良かったです。
プライヴェイト・ロードショウ(playback, Weekday)実装?!??!?!?!?!??!?!?!??!?!??!?!?!?!?!?!??!?!?!?
3月
は?
250連かかりました。あまりにも予想外。コミュ、衣装共におしゃまな女の子に匹敵するほど好きです。
運転免許取りました。
一人暮らし始めました。早速円盤鑑賞会会場になる。
は?
恒常なので泣く泣くスルーしました。セレチケまでにどこかで引けたらいいな…。
福岡公演の円盤が届きました。D/Zealの流星群と思い出の俠気乱舞とJelly PoP Beansのオーコメがとても良かったです。
渡部恵子さんバースデー生配信。色んな情勢を鑑みても開催してくださったこと自体が非常にありがたかったです。非常に心に残るもののある配信でした。
さてさて、備忘録として書き連ねましたがこういうのもいいものですね。おわり!
花咲夜のはなし
花咲夜が好きです
1.イベントコミュのはなし
2.CDドラマパートのはなし
3.『百花は月下に散りぬるを』と『矛盾の月』のはなし
4.花咲夜ユニット単独1stライブセトリ予想
5.さいごに
1.イベントコミュのはなし
花咲夜、もといエミつむ朋花はエミリーの限定SSR、ミリシタ感謝祭2019~2020の出演者、2019年のクリスマスのホワイトボードなどからユニットメンバーの推測が発表前から飛び交っていました。
その頃から自分は朋花担当としての視点で、「エミつむ+朋花という構図のユニットになってしまわないだろうか?」「MTWの傾向からして、15歳組(Chrono-Lexica)やマイペースユニットなどの朋花の定番の組み合わせを切ってエミリーと紬と組む意味合いはどのようになるのだろうか?」といういくつかの疑問を持っていました。ただ、朋花に和風のテーマが似合うだろうという確信はありました。
ですが、実際に感謝祭で楽曲が披露されてイベントが開始され、コミュを読んでその不安は一切払拭されました。扇子という朋花個人の要素が取り入れられている点も含め、花咲夜がとてもバランスの取れたユニットとして成り立っていて非常に嬉しかったです。
エミリーは念願の和風ユニットとして、それも紬と朋花と一緒に活動できることに喜び勇んでいました。かわいい。全体的にエミリーの素直な可愛さがよく現れていたコミュでしたね。個人的な解釈の話になりますが、エミリーのアイドルとしての姿勢には常に根底に『微笑み日和』の歌詞で表現されているものがあると思っています。素直に実直にまっすぐに、少しずつ進み続けてきたエミリーはソロ曲3曲目にしてついに和の楽曲である『はなしらべ』を歌い、Charlotte・Charlotteのユニット活動で内面に宿る大和撫子の和の心を学び、そしてついに花咲夜というユニットを任されるようになったと思うと、彼女の積み重ねの実りに心打たれるものがあります。
さて、紬はこのユニットの最年長としての振る舞いを意識する姿が印象的でした。紬は初期から比べると、優しさを素直に表に出せるように、人を気に掛ける余裕を持てるように成長したなと思わされます。
そんな紬によって助けられたのが朋花でした。朋花はエミリーと紬の仲に少し遠慮しているところがありました。メタ的な話になりますが、「特定のアイドル同士の仲の良さとそれに対する遠慮」というかなりデリケートな話題をミリシタのコミュで触れること自体に驚いた部分は大きかったと同時に、気になっていた面であったので嬉しかったです。紬は年長者としてエミリーを支えてユニットメンバーとして頑張ろうと朋花に手を差し伸べ、朋花は少しごまかしながらも紬の手を取ります。天空橋朋花は聖母であろうとする子で、センター公演であえて一人でステージに立つことを選ぶような孤高を意識したアイドルです。ですが朋花は完璧ではなく、劇場があってこそ成り立つ子でもあります。brave HARMONYのイベントコミュではPに対して見られた面ではありましたが、こうして花咲夜というユニットの活動の上で他のアイドルに頼る面を見せてくれるのは嬉しいものです。
このように花咲夜は3人でのバランスが非常に優れていて、3人それぞれに組む意味のあるユニットだと思っています。すき
余談ですが、仮にMTWユニットを主軸にしたライブがそのうちあった場合そこで歌われるエミリーのソロ曲はどう転んでもヤバいな…となってます。『はなしらべ』は言うまでもなく和の楽曲、『微笑み日和』はエミリーの花咲夜までの道のり、『君だけの欠片』は紬と朋花にたいする恩返しの念として歌詞の意味をとれるようになる、ヤバいな、どの曲でも泣かされる未来しか見えない、待ってろ8thライブ(仮)
2.CDドラマパートのはなし
まだ聴けてない方はネタバレ注意です
限定エミリー引けてないんですけど…
CDドラマパートの感想ですが、一言で言いますと””エミかわ””
感謝祭パンフで公開されていた内容から察せられてはいましたが、忍者村でのお仕事ということで終始エミリーのはしゃぎっぷりが可愛かったです。エミリーが紬と朋花よりも先に走っていくシーンがいくつかありましたが、あの時紬と朋花は先を走るエミリーのふわふわ揺れる金色の髪の毛を眺めながらゆっくり歩いていたと思います。多分。
さて、手裏剣修行の場面にてエミリーが真っ先に子供たちの期待に応えようと言ったとき、私の脳裏にとあるシーンが思い出されました。
まつりがエミリーを大和撫子だと評したシーン。考えすぎだとは思いますが、エミリーが過去を踏まえて成長した面を見られた気がしてとても嬉しかったです。
また、朋花が手裏剣を外して躍起になるシーンはとても可愛かったです。。。年相応の朋花が好きだぁってずっと言ってる人が急にあんな朋花を摂取させられると死ぬぞい。エミリーと紬だからこそのツッコミ不在空間も面白かったです。
最後の凛様との共演が決まるシーンですが、エミリーの積み重ねが実りを結ぶのが刺さる人としてはまたまた刺されてしまいましたね…。実直に積み重ねて挑戦して、素直に喜んで前に進んでいけるエミリーは根っからの強い子だなと心から思います。
限定エミリー復刻されたら引かなきゃなあ…
3.『百花は月下に散りぬるを』と『矛盾の月』のはなし
持ち歌2曲の話です
『百花は月下に散りぬるを』は舞台に立つ者としての一瞬の輝きに全てを賭けることをテーマにした楽曲だと思っています。ジャンルとしては和ロックになるのでしょうが、それでいて全体的に軽めなサウンドでとても好き。ラスサビ前とアウトロの展開が大好きです。7thライブ、月下でこの楽曲を聴けるのを楽しみにしています。
対して『矛盾の月』は、タイトルが印象的な楽曲です。楽曲のテーマとしては、『芸事で舞台に立つ者がしてはいけなかったはずの叶わない恋』なのかなと思っています。矛盾する感情を表現した歌詞、艶やかな3人の歌い方、落ちサビ前にもう一度その歌詞を持ってくる構成と好きなポイントが多すぎる楽曲です。ライブではこちらも扇子込みでのパフォーマンスになるのかな…?楽しみです。
4.花咲夜ユニット単独1stライブセトリ予想
妄言のパートです
⑴ソロ曲
はなしらべ / エミリースチュアート
和の楽曲で共通の花というテーマ、花咲夜の公演にふさわしいこと間違いなしだと思います。前述の通り『微笑み日和』、『君だけの欠片』でも大きな意味合いがあるのですがユニットとしてのライブで一曲選ぶと言われたらやはりこちらでしょうか。
瑠璃色金魚と花菖蒲 / 白石紬
紬の楽曲はどちらも複雑な恋慕の楽曲ととれますが、衣装とのマッチングを考えるとやはりこちらでしょうか。
Sister / 天空橋朋花
朋花のソロ曲は他2曲がゴシック全振りで難しいというのもありますが、『有刺鉄線は赤』の歌詞を思うとやはりこちらでしょうか。民族調のメロディーと花咲夜ならではの扇子込みのダンスのシンパシーに期待したいところですがどうでしょう。
⑵ユニット曲
百花は月下に散りぬるを / 花咲夜(エミリースチュアート、白石紬、天空橋朋花)
矛盾の月 / 花咲夜(エミリースチュアート、白石紬、天空橋朋花)
この2曲をやらなかったら暴動が起きるのでやります。
brave HARMONY / 花咲夜(エミリースチュアート、白石紬、天空橋朋花)
『月』と『ハーモニー』をテーマにした楽曲です。歌詞は花咲夜にぴったりマッチしつつも曲調は持ち歌とはかなり離れたもので、花咲夜の新たな一面を見られそうな楽曲です。
プリムラ / 花咲夜(エミリースチュアート、白石紬、天空橋朋花)
元々が3人ユニットの楽曲というのもありますが、『矛盾の月』とはまた違って花咲夜のかわいさに寄せた恋の歌に昇華できそうな一曲です。『湖に浮かぶの恋の花 月明りそっと照らしているの』、『喜びの色彩を付けた花は 君のため咲いた私みたいね』などの花咲夜らしい歌詞が随所にあるのも推しポイントです。
Sentimental Venus / 花咲夜(エミリースチュアート、白石紬、天空橋朋花)
エミリーがオリジナルメンバーの楽曲で、少し気難しくも可愛らしい歌詞が紬と朋花の新たな一面を見せてくれそうだと思い選びました。ただ衣装とのシンパシーは少しイマイチかもしれませんね。
恋花 / 花咲夜(エミリースチュアート、白石紬、天空橋朋花)
LTPの貴音のソロ曲です。貴音の持つ雰囲気に合わせた妖艶な和のメロディーは花咲夜にもマッチすることでしょう。また、恋心を咲く花に例えた歌詞は非常に相性がいいです。
アマテラス / 花咲夜(エミリースチュアート、白石紬、天空橋朋花)
これしか勝たん
ハッチポッチでエミリーと紬は歌唱していますし、765ASの楽曲から花咲夜が歌うなら
間違いなく一番にこれが挙がるでしょう。花咲夜の3人の歌声はクールにもキュートにもなれるタイプの歌声ですが、この楽曲ではとびきりかわいい一面を見たいものです。
⑶デュエット曲
始めのDon`t worry / エミリースチュアート、白石紬
エミリーと紬が花咲夜を通して更に強くなった絆、それをゆったりと噛みしめるような楽曲としてチョイスしました。前に進むエミリーの姿勢や余裕を持てるようになった紬など、個々にも当てはまる歌詞の楽曲だと思います。
Persona Voice / 白石紬、天空橋朋花
紬も朋花もあまり表面上は素直でない性格が特徴的です。歌詞の意味合いと二人の歌声の相性を考えてこの曲をチョイスしました。ノーマークのところから急にこの曲のイントロが流れたら心停止すると思います。
プリコグ / エミリースチュアート、天空橋朋花
この2人の歌声は、エミリーがいつも通りの歌唱をして朋花がキュートな面に寄せた歌唱をした時がかなり相性が良くなると感じました。そこで、原曲の声の甘さと曲調を考えて辿り着いたのがこの曲です。実のところ、朋花にこういう曲を歌って欲しい願望マシマシです。
花咲夜ユニット単独1stライブ、とても楽しみですね!参加される方はぜひよろしくお願いいたします!
5.さいごに
長々と読んでくださってありがとうございます。MTGで大好きなユニットが生まれたからこそ、新シリーズでも花咲夜が大事なユニットになりそうでとても嬉しい。
リリイベ行きたいねぇ~
TC02ドラマパート感想
こんにちは。TC02のドラマパート、すごく良かったです。感想が長くなりすぎたのでブログの方にまとめます。
当然ですがネタバレ注意
・まずはこの物語で一番重要に感じた「心のカギ」について
アマリリスが強制的にカギを開けるマスターキーである説明をファイナルデイがするくだりで「心のカギにはそれぞれの形がある」とも言うんですけど、ここがかなり大事だと思っています。
まず、強制的にカギを開けてファイナルデイの意思を(この場合は実験用に暴動を起こす命令だったが)伝えるアマリリスの歌を聴いてもベルベットに影響がなかったことについて、これはベルベットの心の錠がファイナルデイがカギとなって既に開かれていたからだと考えます。
同様にこの物語の登場人物には複数の錠とカギの関係があったと思われます。
アマリリスの錠はダスクのカギで開けられ、
ダスクの錠はアマリリスのカギで開けられ、
アイビーの錠はベルベットのカギで開けられていました。
発見時の状況や杏奈がアマリリス2位であることからしてアイビーも実験所の被験体の生き残りであると思われますが、他にも生き残りがいたにも関わらずダスクとアマリリスの間でのみ(他ともテレパスは可能であったかもしれないので『特に』の可能性もある)共感覚が成立していました。このことから、『能力者はカギを開けられた相手に対して特別な共感覚を有する』と考察します。
ダスクは離れて幽閉されたアマリリスの命の力を砂漠の真ん中で感じていました。アマリリスはゲーム内カード覚醒後のセリフからダスクの痛みと苦しみを感じられる描写があります。アイビーはベルベットがバスターブレイドの手によって瀕死になった際に胸騒ぎを感じていました。このような状況から自然な考察と言ってもいいじゃないでしょうか。ちょっとこじつけだけどアマリリスが冒頭で「I will find you」って歌うのもダスクとの共感覚の結果ともいえるのかも、研究所の中のように被験体同士が「ひとつである」ことを信じているのが反映されてるのかもしれないけど。
荒廃した世界や無菌室育ちの無知などの極限状態によって互いを想い合う感情の定義が「親愛」なのか「友情」なのか「恋」なのかもわからない世界で「心のカギが開く」という表現を使っているとすればとても素敵だなぁと思いました。
バスターブレイドの心の錠がファイナルデイによって開かれていたと言えるのかどうか、それはわかりません。
・このお話はボーイミーツガール
新海誠作品は『君の名は』よりも『天気の子』派としてはこういう『世界を巻き込み犠牲すらも生むボーイミーツガール』がだいっすきなんですよね。
エピローグでダスクが「僕たちは今、生まれて初めて自由を手に入れたんだ」の後に「…なんて恐ろしいんだろう」って呟くのが本当に好きです。この物語は決して単純なハッピーエンドなんかじゃ終わりません。アウトレイジ軍を退けはしましたが、現行の政府による統治ともいえない統治のままで砂漠での明日の食糧も寝床も怪しい生活に変わりはありません。ダスクとアマリリスは研究室での生い立ちから「同じように育ち同じように暮らしひとつに溶け合うこと」が正しいと信じ込んでいましたが、バスターブレイドはその考えに否を叩きつけ「一人一人が違うからこそ生きる意味がある」と教えて目を覚ましてくれました。ですが、彼女らに道標を与えてくれたバスターブレイドはもういません。精神的には生まれ落ちたばかりの赤子同然なアマリリスとダスクは自由な荒廃した世界で生き延びねばなりません。ダスクとアマリリスは決して強くはない子供たちに過ぎないのです。
自由とは何でも自分で決められる、決めなければならず責任の伴う恐ろしいものです。物語を安直な大団円で終わらせずにこのテーマにフォーカスして終わらせたことを心から称賛したいです。
無垢なアマリリスがファイナルデイの思想に同意してダスクたちみんなとずっと一緒にいられればそれでいいと思ってしまうのも仕方ないしその無垢さを演出する声の演技が本当に良かったです。バスターブレイドによって育てられたダスクが今度はアマリリスを導く番。紆余曲折を経た上でこの物語の果てが王道のボーイミーツガールに繋がるの良いですよね。
・ファイナルデイとは?
研究所の被験者について、全く同じ育て方をしたとは言いましたが、試験体はアマリリスが特異であるように能力に差があること、特別に想う誰かを持つことができることなどからどんなに統一を謀っても同じヒトをいくつも生み出すことなんてできないというメッセージが伺えます。ファイナルデイの計画はこの世界という大きな箱をあの研究所と同様に統一することを謀るものであったと言えますが、研究所の規模ですら破綻していた計画が地球の規模で成功するはずがないという暗示であったのでしょうか。
1番サビと落ちサビにある共通した歌詞「暗い空よりも遠く光を照らす」について、1番ではバスターブレイドが、落ちサビではファイナルデイが歌唱しています。「暗い空」とは荒廃した世界で、ここに光を照らすこととはファイナルデイの計画であると考えます。この歌詞がこの2人によって歌われ、落ちサビでのみ「それぞれの理想の果て」と続くことがファイナルデイとバスターブレイドの最期に繋がっていると考えられるでしょう。
バスターブレイドがダスクを諫める場面でファイナルデイも同じと言っていたこと、研究所に詳しいこと、統一思想が研究所のものと似ていること、なんかよくわかんない球を出して攻撃できることからファイナルデイは先代の被験者765-01
の脱走者とかなのかもしれませんね。その統一思想ももしかしたらある種帰巣本能に似たものなのかもしれない。
・バスターブレイド様~~
とにかくバスターブレイドがかっこよかったです。もう好きすぎる。僕がミリシタ世界の住人ならこの映画を見に行った後pixivにバスターブレイドの夢小説を投稿しつつ自分との解釈違いに悶え苦しむことでしょう。
バスターブレイドのおかげで自立した精神を得られたと思いきやファイナルデイの思想に惑わされそうになってしまったダスクのところに駆けつけるバスターブレイドの声がかっこよすぎる…むり…子供なんだからお前は相応にその子だけのヒーローであればいいってセリフが好きすぎる…かっこいい…やばい…俺ごと撃てだの一緒に死んでやるだの王道すぎるけど本当にかっこいい…
というか星井美希の演技のポテンシャルバケモンすぎる。
ミンゴスの言ってたエミリーソロが聴きたいってそういうことですか!!!!!!ソロコレよろしくお願いします。
DIAMOND DAYSの合わなさがTB03クラスで笑った。この後に残されてるのは砂漠放浪DAYSだが…
聴いた直後に雑に書き連ねているのでとっちらかっていますが、以上が感想となります。
TC当時ぼくは妖精桃子の応援に手いっぱいでアウトサイダーにはノータッチでしたが、後追いの形でもこの作品に向き合えてよかったです。
リリイベにいきてえ
Brand New Songと天空橋朋花
アイドルマスターミリオンライブ!のコミカライズBrand New Songについての単行本未収録部分を含む内容になります。
Brand New Song、通称BNSはima先生による百合子、桃子、このみの3人のユニットを主軸にしたコミカライズです。非常に表現が繊細でキャラクターへの理解が深く、全ミリPに読んでほしい傑作です。単行本全2巻発売中、Febriで隔月連載中。
そんなBNSではここ四回にわたって百合子たちメインの話から離れた番外編が進行していました。今回はその話における天空橋朋花に焦点を当てて書いていこうと思います。
前述の通り単行本未収録部分のネタバレを含みますのでご注意ください。
さて、BNSにおいて朋花が初登場するのは10話、第4公演のメンバーとしてまつりと共にソロ曲を披露するとのことでFleurSの3人のところに現れます。そして、本当は一緒にデビューするはずだった美也はエレナと出演した清涼飲料水のCMのヒットによって劇場での活動の時間が取りにくくなり、ソロ曲披露が遅れてしまうことになったことを明かします。
その後のまつりと朋花が二人で歩くシーンで、朋花はまつりにこう言います。
「私はむしろ桃子ちゃんたちがすこしうらやましく感じてしまいました」
美也の事情による朋花たちの現状とFleurSの順調なユニット活動を比べてつい不安が漏れてしまったのでしょう。このシーンでまつりの言う通り、いかにも聖母らしくない発言です。ですが、私はこの発言にこそ朋花らしさが表れていると思うのです。朋花はファン全員に聖母として崇められる存在として君臨するアイドルですが、同時に15歳の少女でもあります。ファンを第一に考える聖母らしさが朋花を語る上で欠かせない点ですが、15歳としての幼さの片鱗の残る性格もまた朋花にとって大事なポイントなのです。不満のある状況において年上の19歳で仲のいいまつりと二人きりの時につい本音を漏らすというわかりにくい可愛らしさこそが朋花の魅力の一つだと思います。
続いて11話でも朋花を語る上において重要な要素が多く出てきます。
プロデューサーだけに見せる、理想のプロデューサーであってほしいという独占にも似た厳しさ。
団結を深めるFleurSに意味ありげな視線を向け、またまつりにだけ漏らすユニット活動への羨望。
そして、BNS世界線での朋花の最初のソロ曲『Sister』のライブシーンです。朋花の歌唱中にプロデューサーと朋花の回想シーンが挟まれます。「この歌詞を綴ってくれた方はきっと私のことをよく知りよく想ってくれているんですね~」などの小ネタも挟みつつ、朋花の考える幸せとは『子豚ちゃんたちの愛の声によって朋花自身が聖母たることができ、朋花の愛により子豚ちゃんたちの生きる糧となる愛の輪を描くこと』であるという朋花がステージに立ち続ける理由の根幹がサラリと語られます。ミリシタ内のメインコミュでもあった通り朋花はすべての子豚ちゃんたちに愛を与えることを目標としていますが同時に彼女は聖母であろうとする15歳であり、逆に子豚ちゃんたちによってアイドル天空橋朋花像は成り立っているという鏡の裏の事実もまた朋花の重要なピースです。いやこのくだりをサラッと書き上げるima先生ナニモン??ってなるマジで。
そして回想は明け、Sisterのライブシーンでとある歌詞が抜かれます。
『願い事叶うなら 私だけに騙されて』
『Sister』に限らず朋花の楽曲は歌唱時以外の本人の雰囲気とはまた少し変わって、一貫したダークでゴシックな雰囲気を纏っています。この雰囲気こそが朋花の強さと弱さの二面性を引き立て、15歳という少女に落ちた陰の危うさという彼女のアイドルの魅力を強調しています。何よりも子豚ちゃんたちに見せる彼女の聖母としての姿の、聖母の鳥籠に囚われたかのような感覚に陥ってしまう、背徳的で束縛的な魅力が彼女のソロ曲には詰まっています。『Sister』のこの歌詞は子豚ちゃんたちと天空騎士団を掴んで離さない朋花の求心力が表れた大好きな歌詞です。この歌詞を選んでくださってありがとうima先生。
そして12話です
いや12話、、、、、、、、、、、、、、、
12話、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
内容に詳しく突っ込むととんでもないことになるので朋花にだけ注目していきます。
喫茶店のシーン、エレナの隠しごとを見抜いた後朋花は「おふたりがどんな道を選んでも受け入れる準備ができている」と葛藤するエレナのことを想った発言をします。ですが美也がプロデューサーに電話をして「エレナさんとのデュオは組みません」と告げた次のカット、朋花の表情。どう見ても「受け入れる準備ができていた」表情ではありません。10話、11話での反応を見ての通り朋花は美也とまつりとの活動を誰よりも楽しみにしており、それでいて美也とエレナの絆も知ってしまっていたからこそ自分ではどうしようもなく、美也に決断をさせてしまったことへの申し訳なさが詰まった葛藤の煮詰まった表情をするほかありませんでした。15歳が抱えるには余りにも重い状況です。
ですが、17歳のお姉さんの「笑顔のバトンをみんなで繋げる」ひとことでその顔は明るく晴れることになるのでした。
そして最新話の13話です。
朋花はずーーーーーーーーーーーーっとニコニコしてます。冗談抜きにどのコマでもめちゃめちゃニコニコしてます。美也、エレナ、朋花、まつりの4人のユニット『アトリエル・シエル』が無事結成されハッピーにスタートラインに並ぶことができて、本当にうれしかったのでしょう。朋花も美也もエレナもまつりも、みんなで幸せになることを重んじるアイドルです。そんな彼女たちが思い合って結び合った結果が幸せなものになって本当に良かったです。13話を読んで空色のグレイトフルブルーを着た4人でWelcome!!を踊らせて感極まらない人いないと思う。
ごめん桃子
最後に、番外編にもかかわらずわたしの担当アイドル天空橋朋花が中心の一人となる物語を丁寧に描いてくださって本当にありがとうございました。今回は朋花に注目して書きましたが、各回の終わりに書かれているアイドル説明の要素のほとんどが全アイドルについて作中で拾われていることに驚かされます。ミリオンライブ!のアイドルは多層的な魅力を持っており、その魅力を引き出してアウトプットしつつストーリーを成り立たせる技量には感服の限りです。
アトリエル・シエルの物語はここで一旦区切りになりますが、もう一人の担当アイドル周防桃子のメインの話としてもこれからもBrand New Songを応援していこうと思います。
追記
13話で百合子の着信履歴に桃子がめちゃくちゃ多いのがとても好きです。FleurSの中の桃子は段々と百合子やこのみさんに甘えられるようになってはしゃいでいる姿が非常にかわいいです。FleurSの着ぐるみ風船お渡し会とかいう神イベどこでやってますかうさぎ着ぐるみ桃子かわいい参加します
Charlotte・Charlotteとエミリー スチュアート
Charlotte・Charlotteからみるエミリーについて書き連ねた記事です。
当方エミリー担当ではなく学が浅いのでご容赦ください。
追記(2021.6.26)
もうエミリー担当になってます。
Charlotte・Charlotteとはみなさんご存じ徳川まつりとエミリースチュアートによる二人組で、一月下旬に楽曲『だってあなたはプリンセス』とともに劇場に登場しました。
この二人組の発表は一月十六日の郁原ゆうさん、諏訪彩花さん、渡部恵子さん、原嶋あかりさん出演の青い鳥機能流行一位ありがとう生配信にて行われました。生配信ではよくあることですが、この生配信も例に違わず出演者が出た時点で下旬の新曲の人員がある程度察せられ、仕掛け人様方が様々な妄想をめぐらしていたものでした。
この時点で姫君組で新曲を歌っていなかった大和撫子はエミリー、まつり、未来、可奈、琴葉の5人のみになっており、まつりエミリーの組み合わせを予想していた人は元から多かったように思われます。自分もそのうちの一人で、この二人の共通点、一月であること、『THE IDOLM@STER 初星-mix』の実装により既に和風の舞台があったことから和風の楽曲になるのではと予想していました。また、当方周防桃子担当であり一月中旬に個人曲の実装が予想されていたところの渡部恵子さんの出演だったためそちらの方に意識がいっていたこともあり、当時は自分にCharlotte・Charlotteが深く深く突き刺さるとは微塵も思っていませんでした。
ですが、生放送で楽曲『だってあなたはプリンセス』やCharlotte・Charlotteの表題絵のふわふわとした姫君の、でもそれだけでは終わらなさそうな世界観と、そして何より二曲目の『ミラージュ・ミラー』という題名によって一気に引き込まれました。
また、この世界観はまつりが非常に好きそうなものではあるものの、学が浅いながらも和のお仕事ではしゃぐエミリーの姿を見てきたことを思い出しこのお仕事に臨むにあたってエミリーはどのように思うのだろうかと気になりました。
それでは劇場でのCharlotte・Charlotteの物語について触れていきます。当然ながら皆さんはCharlotte・Charlotteのお話をすでに読んでいると思いますのでかいつまんで話します。
仕掛け人はお姫様が主題の二人組を組むにあたって、まずまつりを候補に挙げ、更にその場に居合わせたエミリーをまつりの推薦もあって採用します。ですが、エミリーは和風のお姫様を想像していたために洋風のお姫様であることを聞いて少し不安を感じてしまいます。そこで、二人はまつり主導による真、雪歩、貴音、亜美、真美を講師に迎えた「お姫様講座」によって双子のお姫様を演じるための極意を学びます。講座終了後、美咲さんによる衣装の仮縫いが完了したとの知らせを受け衣装を見にいった二人ですが、エミリーは洋風の衣装を見て「自分が来ている姿を想像したらなんだか本物の西洋人形みたいになってしまいそう」と不安の理由を漏らします。
エミリーは日本の大和撫子に憧れて来日し、頑なに大和言葉で話すというとても頑固で強い意志を持った子です。それ故に西洋人の自分が西洋風の格好をしてしまっては自分のなりたい大和撫子から遠ざかってしまうのではないかと思ってしまったのでしょう。まずこの時点で不安に思ったことを言えること自体が頑固で強くてえらい。かわいい。
そんなエミリーに対してまつりはある言葉を投げかけます。
それじゃん
「大和撫子は見た目だけのものではない」という言葉は、Charlotte・Charlotteの活動だけでなくエミリーが「会いたい明日へと迷わず行く」過程すべてにおいて通じる言葉です。エミリーの見た目が西洋風であることはどうしようもない事実で、それでも彼女は憧れた日本の大和撫子に近づくために、ある種逆境とすら形容できる道を進むことを選んでいます。その過程においてこのまつりの言葉はどれほど重く、深い言葉でしょう。大和撫子は見た目だけのものでは決してなく、エミリーがなりたいと思う心を持ち続けることこそが彼女を大和撫子たらしめるのです。
そして不安になるエミリーに対してこの言葉を投げかけることのできるまつりの思慮深さは言うまでもありません。その年にしてどれほど人のことを見て、考えて、言葉にすることができている子なのでしょう。
お話の終盤にエミリーはまつりのことを細やかでさりげない気配り、温かい心を持った大和撫子と評し、まつりはエミリーのことを控えめなところもあるけどちゃんと自分を持っていて大好きな人たちの期待に応えることのできる大和撫子と評します。ここでそれぞれ、お互いがおらず仕掛け人と一対一で話しているときにこの話をするのが好きすぎる。ヤバない?
また、まつりはこのお話の中で何度もCharlotte・Charlotteが「双子の」お姫様であることを強調します。この理由についてはまつりの覚醒挿話にて語られていますが、13歳のエミリーと19歳のまつりが活動するにあたってエミリーが年齢差を気にして遠慮してしまうのではないかと思い、双子で対等な関係であることを強調したとのことです。まつりの思慮と気配りの深さには本当に唸らされます。
こうしてCharlotte・Charlotteは、対等な双子による「お姫様」で「大和撫子」であるまつりとエミリーにしかできない二人組となったのでした。他の組み合わせにも言えることですが、こうして二人組を組むことによって双方にとって成長できる点があり双方の良さが活かされているお話は本当に良いものです。
では、音声活劇『鏡の中のシャーロット』に話題を移していきましょう。
このお話を聴いてまずほとんどの人が考えるのはエミリー演じるシャーロットの正体についてですが、これについてはそれぞれの人が考えてみることこそが重要だと思っているので詳しい言及は控えます。ただ一つ言えるのは、ウェンズデイ・フライデイにシャルロットが語学を教わる場面で「綴りが変わると別の単語になってしまう」と言っていたことについて、シャルロットとシャーロットは綴りが同じCharlotteであることからシャルロットとシャーロットが「あなたはわたし、わたしはあなた」であることの裏返しの言葉なのではないか、ということです。シャーロットもウェンズデイもフライデイも継母も、全員がシャルロットのことを思っている本当に優しいお話でした。
このお話で印象的なのは、年上のまつりが劇中で自己形成途上特有の成長の過程を迎えるシャルロットを、年下のエミリーがそのシャルロットを導くシャーロットを演じている点です。私は、この配役はそれぞれ数年前のまつりの姿と数年後のエミリーの姿を暗示しているのではないかと思っています。まつりはこのお話の台本をもらって何を思ったのか。その答えの片鱗は終幕の一言に表れていると思われます。エミリーの「なぜシャルロットはお別れしなくてはならなかったのか」という疑問に対し、
「それが、大人になるということなのです。エミリーちゃんにもいずれ分かるのですよ。(中略)今のエミリーちゃんはそれでいいのです。急がなくてもいいのです。」
まつりはこのお話の思春期の精神的成長という主題を理解した上でこの言葉をエミリーに投げかけることができるのです。本当に思慮深い子。
また、まだ自己形成の途上にある年齢のエミリーがシャーロットを演じ切って見せたことから彼女の演技力の高さが伺えます。
エミリーはCharlotte・Charlotteを通して大和撫子としての在り方や精神的に大人になるということの片鱗など、様々なことを得たはずです。エミリーにとって本当に大切な二人組になったことが心から嬉しいです。
では、神戸公演姫君放送局についてです。Charlotte・Charlotteは持ち曲のほかに『フタリの記憶』、『魔法をかけて!』の二曲を歌唱しました。個人的には歌詞の意味を考えてフタリの記憶を歌ってほしいと思っていたので出だしで頭を抱えてしまったり剥がれ落ちる背景演出と伸びる蔦が解釈一致すぎたり魔法をかけて!を歌ったことで暗いだけではないCharlotte・Charlotteの世界観に幅が生まれたり魔法をかけて!の再編曲版にミラージュ・ミラーの一部が組み込まれていたりするなど語りたいことは多くあるのですが、この場では一つに絞りたいと思います。
Charlotte・Charlotte衣装を着てのエミリーの個人曲『微笑み日和』です。
先日の郁原ゆうさん、諏訪彩花さんの会話主体番組でもあったように歌詞の意味をまつりにあてはめて『君だけの欠片』を歌唱するのではという予想も多かった中での微笑み日和でした。この披露については何よりも間奏の台詞の話をするべきでしょう。
「わたしの中の、和の心、感じていただけていますか?」
一度は本物の西洋人形のようになってしまうのではないかと不安を感じたあの衣装を着て、表現するのは「和の心」。見た目だけではない、こころのありようとしてのエミリーの、エミリーにしか表現できない大和撫子の姿の微笑み日和でした。個人曲を二人組を関連付けて話すことについては諸説あるのは承知の上ですが、私は劇場でまつりがエミリーに投げかけた大和撫子のありようの言葉を思い出さざるを得ませんでした。勿論エミリーが出会い、様々な学びを得る大和撫子はまつりだけではなくCharlotte・Charlotteはその出会いのうちの一つです。エミリーは様々な出会いを通して、進みたい道をまっすぐに進む子です。微笑み日和はそんなエミリーの在り方を歌詞で表現しつくした楽曲であり、皆さんにも今一度歌詞を見ながら聴いてほしく思います。微笑み日和は始まりの曲でありながら一貫した彼女の在り方の曲であるため、道の途中で歌うことにもまた意味があるのです。
様々な大和撫子との出会いを通して邁進していくエミリーの道の中で、Charlotte・Charlotteがひとつ大きな出会いになっていることを願っています。
ちなみにアニONトークショーについてですが自分はCharlotte・Charlotte二人の回に昼の部夜の部どちらも参加しましてしかも着席域のめちゃくちゃ近いところでしてなんかもう言語化できない最高なやつだったので何も書けません自分はlittle trip around the worldでしたがあの曲の流れで正解だったと思います
以上、エミリーについて浅学菲才な乱文でしたが最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。もしかしたらあなたの考え方と異なる点があったかもしれませんが、これが私なりのエミリーとCharlotte・Charlotteです。
最後に一つだけ、担当がいないのにこれほどまでに大好きになることがあるとは思ってもいませんでした。ありがとう、Charlotte・Charlotteが大好き!!
追記(2021.6.26)
THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 7thLIVE Q@MP FLYER!!! Reburn DAY1
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なんで?
1. 歌詞割りの話
『みんなの前では 平気なふりして
笑顔のままの 君だから
分かっているよ いちばん近くで
いつも見てた 私だから』
エミリーの笑顔、そして「いつも見てた」まつり……………
『力になるよ 誰より味方で
まだ頼りない私だけど』
だってあなたはプリンセスのコミュでは年齢差だったり西洋風の見た目だったりで引け目を感じがちだったエミリーが色んな経験を経てまつりへの恩返しのために相手の心に一歩踏み込むような歌詞を歌うんですよ
いや~~~~~~~~~~
1番と2番で基本パート分けって変わらないイメージですけど1番でまつりパートだったところをあえてエミリーパートに変えてるのでやってますこれは
『大丈夫 ずっと歩いてきた道
ちゃんと今日へ 明日へ 続いてる』
『道が分からなくっても 今を逃げたくなっても
あきらめないことの大切さを
君が教えてくれたから
ここまで頑張れたよ』
…………………
………………………………………………………
ぁぁ。。。。
言うことなし。
『好きな自分を 抱きしめられたら
きっときっと』
徳川まつりさんが「好きな自分」の歌詞を歌うの、とんでもないことやってる
カーニヴァル・ジャパネスクのコミュ良かったです
『期待 憧れ 希望がきらめく
私たちの未来へ』
ここなのよ
ここはあまりにもここすぎるので次の段で
2. 総括的な話
Charlotte・Charlotteの劇中劇はきれいに纏まった一本の寓話のようなお話です。それを反映して6thでのCharlotte・Charlotteのパフォーマンスも神戸のだってあなたはプリンセスでドールケースから出てきて6thSSAでドールケースに収まって終わるなど「始まりと終わり」を意識した部分が大きかったと思っています。
一方、Charlotte・Charlotteの大きなテーマに「∞」があります。終わりを区切ることと∞、一見矛盾したものに見えますが、これは「ユニットの活動が終わってもそこで得た成長、絆、想い出はずっと生き続ける、だからこそ尊いものになる」という考えでの両立ではないかと思っています。この考え方はまつりのソロ曲に通ずるところもあります。終わりのあるものをきちんと終わらせるからこそそれがより輝くのです。
そのため、6thLIVEでCharlotte・Charlotteのユニットとしての幕引きが非常に綺麗だったからこそ、これ以上のCharlotte・Charlotteとしての何かがあった場合蛇足になるのではないかというまでの気持ちもありました。ミラージュ・ミラーのチューンはリベンジの意味も込めてちゃんとやりたいけどもそれはそれとして。
もちろんCharlotte・Charlotteはずっと好きで、だからこそ扱いが難しいところもある。7thで揃ってるしもしかしたら何かあるかも?2DAYS総出演のライブでデュオユニットなんて50%で揃うそれはそう。
そんな気持ちがある中でのあの君だけの欠片、申し分ない答えでした。Charlotte・Charlotteが終章を迎えた上でのまつりとエミリーの関係として付け足されるエピローグとしてびっくりするほどきれいに当てはまっていました。
そして先ほどの歌詞の話になります。
『期待 憧れ 希望がきらめく
私たちの未来へ』
Charlotte・Charlotteの活動を経て、得たものを抱えてそれぞれの未来へと進む。このような形で君だけの欠片の最後の歌詞が当てはまるとは思わなかったです。実際君だけの欠片の後にエミリーは花咲夜としての歌唱をしているというこの流れのカンペキさ。
実際会場のライトがピンクと水色ではなく紫と緑だったのもあって正にシャーロットとシャルロットではなくエミリーとまつりの君だけの欠片だったと思います。
この話、ライブ後の公式ch感想会でかっしーさんが同じこと言っててびっくりした。あの人マジのオタクですき
【ネタバレ注意】TB03を考察するやつ
注意
これはTHE IDOLM@STER THE@TER BOOST 03ドラマパートネタバレ前提の考察記事です。
まだ聴いてない人は今すぐブラウザバックしてAmazonでTB03をポチってください。
前がき思いつかなかったので早速本題に入ります。多少のガバは大目に見てください。
⑴登場人物の整理
新ヒロイン・コレット(田中琴葉)
ある日紹介状を持って突然ミリオン座に現れた謎の女優。演技の才能に長けている。
その正体は支配人・ミルズと元ミリオン座女優の日本人の間の子。ミルズが劇場のオーナーの娘婿になることが決まったために日本人女優は妊娠をミルズに知らせることなくコレットを身ごもったまま日本に帰国、コレットを出産後間もなく死亡した。
元大女優・シンシアの推薦によりスタア・モニカを差し置いて新作公演『屋根裏の道化師』の主演に抜擢される。道化師が大切な人を失う気持ちを理解するために劇場のプロデューサーを、事件が明るみになり舞台が中止になるのを防ぐためにマドリーン、モニカを殺害した狂人。
探偵・ウォーカーに3人の殺害を暴かれ、事件が世間に明らかになり『屋根裏の道化師』が二度と上演されなくなることを恐れ投身自殺した
ここでイベント上位SR琴葉の覚醒前を見てみよう
カードセリフ「みなさん、本当に……本当にありがとうございます!暖かい応援のおかげで、最後まで演じきることができました。これで、亡くなった仲間たちも……きっと……。」
スキル名「最高の舞台のために」
ドラマパートの後だと全く印象が変わってくる。狂人というほかない。
スタア・モニカ(周防桃子)
ミリオン座のスタア女優。『屋根裏の道化師』の主演をコレットに奪われたことから敵意を持つ。
プロデューサー、マドリーンの殺害によって屋根裏の道化師が復活したのではないかと疑心暗鬼になる。詳しい描写は少ないが、コレットに詰め寄って彼女が演技のために2人を殺害したことを知り、コレットの行いを非難。ナイフにより刺殺される。
ほとんど謎が残されていないキャラクター。
うちの担当の演技最高だったでしょう??
大女優・シンシア(馬場このみ)
過去にとある事件でウォーカーと関わったことがある。
コレットに目をつけており、『屋根裏の道化師』の主演に推薦。ウォーカーを『屋根裏の道化師』公開リハーサルに招待した。
プロデューサー、マドリーン、モニカ、ミルズ亡き後『屋根裏の道化師』公演を決行。コレットの演技にご満悦だった。
明言は無いが最終公演にはウォーカーを招待したと思われる
- 最終公演のチケットは入手困難
- シンシアはウォーカーが来ることを事前に知っていて迎えに行った
- ウォーカーは1ヶ月日本に行っており自らチケットを取る余裕があったかどうか怪しい)
支配人・ミルズ(真壁瑞希)
元手品師で、オーナーの娘婿になり支配人の座まで上り詰めた。コレットの実の父である。
紹介状を持ってやってきたコレットに出会うまでは日本人女優との間に子供がいたことすら知らなかった。
日本人女優とコレットへの仕打ちを償うためにコレットの犯した3つの殺人の罪を背負うことを決意。恐らくコレットがモニカを刺殺した現場にピアノ線とリトルミルズの仕掛けを設置し、自分が犯人として疑われるように仕向けたと思われる。リリー警部に逮捕を言い渡されると屋根裏の迷路に逃げ込み、自殺した。
探偵・ウォーカー(白石紬)
過去にシンシアが犯人に疑われた事件を解決した。
ミリオン座の常連である。
シンシアから招待を受けミリオン座を訪れたところで殺人事件に遭遇する。
日本についての知識がある。
プロデューサー死亡後屋根裏に忍び込む。
ミルズ死亡後日本に1か月滞在。コレットの出生記録を発見する。
『屋根裏の道化師』最終公演後舞台上でコレットの罪を暴く。
マドリーン(徳川まつり)
ミリオン座の女優、コレットとモニカの対立については中立のようだった。
コレットのプロデューサー殺害に勘付き自首を勧めた。
警官に変装したコレットによって中庭でレンガで撲殺された。
リリー(七尾百合子)
普通の警察。探偵もの特有の突っ走るタイプの警察。
プロデューサー
ついに俺がドラマCDに出た。死んでるけど
相談に来たコレットに毒を盛られて殺害される。
屋根裏の道化師
新作舞台『屋根裏の道化師』のもとになった数十年前の事件の犯人。殺害ののち劇場の屋根裏に逃げ込み、消息不明になったため今でも劇場に住みついているという噂が流れている。ミルズ曰く真面目で気が弱く、優しい人間でありそれが殺人の引き金に繋がったらしい。
⑵大女優・シンシア
まずドラマパートを聴き終わって、色々整理してからひとつ思ったことがある。
「シンシアが大人しすぎる」
ドラマパートではコレットの狂気、モニカの焦燥、ミルズの悔恨、ウォーカーの聡明さと動揺…様々な登場人物の内面と背景が曝け出された。
しかし、シンシアだけは「引退した元大女優であり後輩のコレットを推薦し、殺人事件の後に被害者の弔いのためにも『屋根裏の道化師』の上演を進めた」以外に何も語られていない。
仮にも元大女優がこの事件をただ見ていたというのだろうか?シンシアとは本当にそれだけのキャラクターなのだろうか?シンシアは私たちに一切懐を見せることなくカーテンコールを迎えたのではないだろうか?本当に私たちはエピローグのページに辿り着いたのか?
劇場サスペンスのテーマ楽曲は「ラスト・アクトレス」である。この物語で「ラスト・アクトレス」とは誰のことなのだろう?
「ラスト」とはLust(欲望、色欲)でもRust(錆)でもなくLast(最後の)であるならば、最後に生き残った女優はシンシアである。
このブログでは「シンシア黒幕説」に基づいて考察を進める。(他の考察ブログなどでもすでに言われている説ではあるが)
私の考えた黒幕シンシアの目的は、「シンシアは数十年前に劇場で起きた屋根裏の道化師事件に何らかの因縁があり、舞台を降りた今再び屋根裏の道化師事件を劇場を舞台として再上演しようとした」である。つまり、一種の見立て殺人だ。
ここで、数十年前に起きた屋根裏の道化師事件について明かされていることを整理する
- 舞台として脚本にできるほどに記録が残っている
- ミルズが何か関わっていた様子である。年代的にシンシアも関わっていたかもしれない。
- ミルズ曰く道化師は真面目で気が弱く、優しい人物であった
- コレット(道化師役)のセリフ「私の指の隙間から零れ落ちていくのは無意識か、それとも自我か。ああ、人間の心は水の様だ。たやすく形を変え、一つ所に押しとどめておくことは出来ない。愛する人よ、君はもう、私に虹を見せてはくれない」→道化師の愛人の心変わり、精神疾患などによって道化師との関係が壊れ、道化師は狂気に染まっていく?
…ぶっちゃけ、これだけでは全然わからない。
屋根裏の道化師事件がどのような事件であったのかドラマパートで明かされている情報だけでは特定は不可能である。『屋根裏の道化師』事件自体が不明瞭なのでシンシアの繋がりを明確に示すことはできない。
ただ、ここでTB03ドラマパートのタイトルを見てみよう。
そう、このドラマパートのタイトルは『屋根裏の道化師』である。だがドラマパート通りなら『屋根裏の道化師』が指すものは数十年前の事件およびミリオン座の新作舞台のこと、この2つのみだ。
このドラマパート全体が『屋根裏の道化師』とはどういうことなのか?
そこで、このドラマパート全体がシンシアの仕組んだ『屋根裏の道化師』事件の再上演だという仮説を唱えたい。
もちろんこれだけが根拠ではない。ここで仮説の上で物語でのシンシアの行動について考え、仮説の補強をする。
コレットの紹介状は誰が書いたのか?
コレットは日本で産まれたが間もなく母を亡くした。しかし日本で演技を身に着けたというような描写があることから、母の縁や遺産によって劇団で生活していたのだろう。コレットについての描写はここで一度時間軸が途切れ、次に明らかになっているのは招待状を持ってミリオン座に素性を隠して現れたところだ。この時点でコレットは演技の才能と執着心を身に着けていた。
いくら演技の才能のある女優とはいえ素性の分からない者を受け入れるものだろうか?モニカのように反感を覚えるのが自然である。
シンシアが劇場の過去の記録からミルズの子の存在に辿り着き、素性を調べ上げてコレットの劇団に紹介状を書かせ、彼女の目的のためにミリオン座に呼び込んだ。
コレットは新作公演『屋根裏の道化師』の道化師役となり、演技の執着のために殺人すら犯す狂人としてミリオン座での『屋根裏の道化師事件』の再上演の立役者になるというシンシアにとって格好の駒だった。
新作公演『屋根裏の道化師』は何故作られたのか?
ミリオン座の新作公演『屋根裏の道化師』は過去に実際に起きた事件をモチーフにして脚本が書かれた舞台である。
だが、何故今になって過去の事件をモチーフにした舞台が作られたのだろうか?それも今でも劇場に道化師が住み着いているなどという曰く付きの事件である。先ほど示したシンシアの目的を考えれば説明がつく。
プロデューサー殺害
コレットはプロデューサーを毒殺した。ではその毒の入手経路は何だろう?殺鼠剤など身の回りにある毒を使用したのかもしれないが、シンシアが入手可能な毒の存在を示唆してプロデューサー殺害の最初の一歩を後押ししたのではないだろうか?
ウォーカーの招待
「偶然にも」ウォーカーが公開リハーサルのために招待された日にコレットの第一の殺人が発生した。だが、ウォーカーを招待したのはコレットではなくシンシアである。
コレットの素性を知ったうえでミリオン座に招待したシンシアならばコレットが殺人を犯したときにミルズがかばうことは容易に想像できただろう。ミルズが表向きの犯人とされ、真犯人のコレットが闇のうちに処理されることを含めてまでが過去の『屋根裏の道化師事件』の見立てなのかはわからない。
ただウォーカーは、警察が犯人はミルズというところで止まってしまうとしても、その先にあるコレットという真実に気付いてコレットを処理してくれる存在としてキャスティングされたのではないだろうか。シンシアは過去にとある事件で犯人に疑われていたところをウォーカーに助けられたとも言っていたし彼の腕は信頼していたのだろう。
モニカ殺害発覚時
モニカが部屋から出てこないことが分かったとき、シンシアはコレットの部屋に行きそのことを伝えた。
この時シンシアはウォーカーがコレットと一緒にいることに驚く素振りを見せていたが、直前のシーンでウォーカーがコレットが1人で部屋の中で芝居の練習をしているのを聞きつけたことを考えれば同様にシンシアにもウォーカーとコレットの話声が廊下で聞こえていたのではないだろうか。
シンシアはウォーカーに少しでも殺人現場に触れさせ、真実に近づかせることを目的としてウォーカーを探していた。しかし寮を歩いているとコレットの部屋からウォーカーの声が聞こえたため、とっさにコレットを呼ぶことが目的だったかのように装いつつウォーカーをモニカの殺害現場まで誘導したのではないだろうか?
『屋根裏の道化師』最終公演へのウォーカーの招待
先ほども書いたがシンシアがウォーカーを『屋根裏の道化師』最終公演に招待した可能性は高い。ウォーカーが真実に辿り着いていた以上招待しなくても自ら劇場に足を運んだかもしれないが、シンシアが事件の確実な幕引きのためにレールを敷いたのではないだろうか。
以上がシンシア黒幕説を支持する根拠である。
シンシアはオープニングからカーテンコールまで、完璧に黒幕を演じきった。
⑶カーテンコールのその先
本当にそうだろうか?
ここで、改めてミリシタの劇場サスペンスのカードを見てみる。すると、3枚ほどドラマパートで出てこなかった場面があるのが分かるだろう。
劇場サスペンス[支配人]真壁瑞希 覚醒後
この場面は恐らくマドリーン殺害とモニカ殺害の間、次の殺害現場にリトルミルズの仕掛けを置いて自分が犯人と疑われるように仕向け、コレットをかばって死ぬ決意をする場面といったところだろう。手に持っている写真は恐らくミルズと恋仲だった日本人女優。
だが、ミルズが書いたという手紙が発見された描写は無い。
劇場サスペンス[探偵] 白石紬 覚醒前
ドラマパートではプロデューサー殺害とマドリーン殺害の間の夜、ウォーカーが屋根裏に忍び込んだ描写がある。
しかしこのイラストで発見ている証拠のようなものはドラマパートでは出てきておらず、カードセリフもプロデューサー殺害直後のセリフとしてはあまり似合わない。
劇場サスペンス[探偵] 白石紬 覚醒後
このカード、一見すればカーテンコールでコレットと対峙している場面に思える。
だが、コレットと対峙したのは劇場の舞台上であるが、このイラストは明らかに建物の屋上である。それにこの時のウォーカーの口調はカードセリフのように詰問調ではなくもう少し穏やかだった。
また、ミリシタ感謝祭で配布された設定集にはオフショットとして屋上での撮影シーンの休憩中のイラストがあったが、ドラマパートに屋上の場面は無い。
『屋根裏の道化師』カーテンコールにはその先があるのではないだろうか?
このような筋書きが考えられる。
- ミルズはコレットの罪をかばって自殺する前に遺書を用意し、知る限りのことを記した。([支配人]覚醒後) ミルズはリリー警部に罪を暴かれた後に隠し扉で屋根裏に逃げ込み、自殺するその前に遺書を屋根裏のどこかに隠した。
- ウォーカーはコレットが自殺した後、屋根裏を調査してミルズの手紙を発見。([探偵]覚醒前) 遺書の内容からシンシアの行いに気づく。
- ウォーカーはシンシアを屋上で真犯人として指さす。([探偵]覚醒後)
このストーリーはあくまでほとんど想像で繋いだものに過ぎない。ただ、ドラマパートで明かされなかった点を紡ぐとこのようなシナリオが見えてくる。
また、ここでゲーム内MVを見てみよう。
アピールに入る直前にウォーカーが正面を指さし、
直後のアナザーアピールでコレットが舞台から落ち、ペンライトが赤く染まる。
既に多くの人が言及しているようにこれはドラマパートのカーテンコールのシーンである。MVにドラマパートのラストシーン仕込むの天才じゃないか?すこ
それはさておき、アピールに入らなかった場合ウォーカーの指先にいるのは誰だろうか
シンシアである。
また、ゲームサイズでは2番サビで終わっておりラスサビがフルバージョンのみであることも話題になった。
ラスサビの歌詞
よくここまでたどり着いたわ
ちょっと褒めてあげる
おっと ここから先はもう
二人だけのヒミツよ
出口のない舞台へ
ようこそいらっしゃいました
最高のおもてなし
最期にしてあげましょう
ラスサビの歌詞はいかにも真犯人のものといった様子だが、これはコレットのセリフではなくシンシアのものなのではないだろうか?
歌詞の話し言葉の口調はコレットのものではなくシンシアに近い。
また、「出口のない舞台へ~」の歌詞はコレットのものとしてあまり合わない。
シンシアだとしたら、「出口のない舞台」つまりこの現実を舞台としてシンシアが『屋根裏の道化師』事件を起こしたことなのではないだろうか。「最高のおもてなし 最期にしてあげましょう」でウォーカーのその後がどうなったのか、知る者はいない。
やむなくカットされたのかあえてカットしたのかは分からないが、シンシアがすべての黒幕でありTB03ドラマパートにはその先がある。私はこれを結論として考察を終えた。
⑷おわりに
色々書きましたが、割と想像で補完した部分も大きいです。あんまり信じ込まないでください。
最後にTB03全体について、実際1時間のボイスドラマで本格的なサスペンスを行うのは流石に限界があり、伏線の張り方に多少無理があるところもありました。(43、方言等)
しかし、単に本格的なサスペンスを楽しみたいのなら本屋に行って小説でも買って来ればよい話です。ですが、ライブでテーマ楽曲を初披露し、イベントで最高の楽曲とMVをプレイし、イベントコミュで自分がプロデュースしたアイドルが映画撮影まで進む過程を知り、カードのセリフでストーリーを想像し、カードの覚醒コミュで役を演じるアイドルの話を聞き、ドラマCDで映画本編を聴き、考察に頭を唸らせる…このような過程のエンターテイメントはアイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズでしか味わえません。
TB03、本当にありがとうございました。